国立研究開発法人 海洋研究開発機構(JAMSTEC)   海底下生命圏ガイド

トップページのキャプチャ。タイトルは「海底のさらに下で会いましょう-未知の生命圏を探る旅」。

研究内容をひらかれた形に編集
幅広い層へ科学のロマンを伝える

国立研究開発法人 海洋研究開発機構(以下、JAMSTEC)様の「海底下生命圏ガイド」を制作しました。このウェブサイトでは、JAMSTECにおいて近年多くの科学的成果が出ている「海底下生命圏」の研究活動について知ることができます。今回は編集方針の策定・コンテンツ企画・アートディレクション・デザイン・実装までを行いました。一般の方にとっては専門的でとっつきにくいと思われがちな研究内容を、わかりやすくひらかれた形に編集しました。

  • Webサイト/Webサービス
  • デジタルマーケティング支援
  • コンテンツ戦略支援
  • クリエイティブ開発

[ プロジェクトのポイント ]

  • 専門的な研究内容を、一般向けにわかりやすく編集
  • コンテンツ企画からアートディレクション、実装までワンストップで実行
5枚中1枚目:トップページのキャプチャ。コンテンツの見出し「海底下に住む生命とは?」。研究者の写真と、リード「どこに、どれくらいいるの?」が記載されている。
5枚中2枚目:トップページのキャプチャ。コンテンツの見出し「乗りもの・機器図鑑」。関連する乗りもの、機器のイラストが記載されている。
5枚中3枚目:コンテンツ「海底下に住む生命とは?」ページのキャプチャ。研究者の写真と、リード「私たち人間の祖先なの?」が記載されている。
5枚中4枚目:コンテンツ「乗りもの・機器図鑑」ページのキャプチャ。
5枚中5枚目:コンテンツ「乗りもの・機器図鑑」ページのキャプチャ。図鑑内の「分析機器」の詳細を説明するポップアップが表示されている。

プロジェクトの背景

JAMSTECでは、地球の深部を掘削・探査する科学調査船により海底から採取されたコア試料(海底下の地層)の保管・管理、それらを用いた先端的研究までを一貫して行っています。今回は、近年多くの科学的成果が出ている「海底下生命圏」の研究活動について、ウェブサイトを通して紹介。科学への関心が高い層を満足させ、かつこの分野にあまり触れる機会のない一般の方にも理解してもらうことのできるサイエンス・コミュニケーションのメディアとして活用することが目的でした。

※サイエンス・コミュニケーションとは
科学のおもしろさや科学技術を巡る課題を人々に伝え、共に考え、意識を高めることを目的とした活動です。研究成果を人々に紹介するだけでなく、その課題や研究が社会に及ぼす影響を一緒に考えて理解を深めることが大切です。

文部科学省 「見てみよう 科学技術」 参照

問題解決までのアプローチ

編集方針を「ひらかれた形に編集する」とし、この方針を軸に制作を進めていきました。

コンテンツは、2つの企画を立案しました。
1つは、研究内容をわかりやすく解説する読み物「海底下に棲む生命とは?」。ただ単に研究内容を説明するだけでなく、研究活動の実際を伝えるために実験過程のエピソードもあわせて伝える構成にしました。
もう1つは、研究に登場する専門機器などをイラストで図解する「乗りもの・機器図鑑」。名称だけではイメージしにくい機器をイラスト化することで、読者が楽しく学べる内容にしています。

企画立案後、資料の読み込みや取材を経てライティングやデザイン制作を進めました。
取材内容から、研究の苦労話など普段は表立って語られる機会が少ないエピソードを随所に盛り込み、読者の興味を惹きつけるポイントをつくりました。ビジュアル表現では、キャッチーなイラストや写真を印象的に使って物語を感じる世界観をつくりあげ、エンターテインメント性をもたせたサイエンス・コミュニケーションを設計しました。

クリエイティブのポイント

編集方針である「ひらかれた形」を実現するために、クリエイティブの細部まで工夫を施しました。
サイトトップとメインコンテンツ「海底下に棲む生命とは?」では、“⽣命”をイメージした、優しく繊細なトーンのビジュアルを作成。アニメーションやカーソルを合わせたときの表現・背景の追従など、実装においても細かな表現を追求し、サイエンスのロマンを感じさせる情緒的な雰囲気が出せるようアプローチしています。

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サイトトップ。背景には海底下生命圏の研究・掘削作業を行っているエリアの海図を描写したイラストを使用。

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カーソルを合わせると“海底下生命=海底に眠る研究の光”をイメージしたイエローが出現。

コピーライティングは、わかりやすく印象的な見出しで読者を惹きつけ、本文は一般の方でも専門的な内容に引っ掛かることなくサクッと読んでもらえるよう、短くライトにまとめています。

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見出しは、研究時の発見の様子を読者の目に留まるように表現した。

イラストは、田渕正敏氏に依頼しました。「乗りもの・機器図鑑」では、事実に基づいた専門的な内容ながらもわかりやすく楽しげなイラストを活用することで、専門性の高い情報に対する読者の心理的ハードルを低くするアプローチを試みました。

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「乗りもの・機器図鑑」内のイラストレーションと解説。

[ プロジェクト概要 ]

クライアント名 JAMSTEC/国立研究開発法人 海洋研究開発機構 様
URL http://www.jamstec.go.jp/deepbiosphere/index.html
公開日/発行日 2021/05/07

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