リバネス   「プロジェクト・イッカク」PRスライド作成

画像:スライドのメインビジュアルと「PROJECT IKKAKU」の文字。

サーキュラーエコノミーの社会浸透を
デザインの力で伴走・支援する

日本財団が推進する海洋ごみ対策事業「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環として、一般社団法人日本先端科学技術教育人材研究開発機構(JASTO)と株式会社リバネス(以下、リバネス)が共同で取り組む「プロジェクト・イッカク」の説明スライドをデザインしました。
第9回 超異分野学会 本大会でのプレゼンテーションに使用されたほか、出力配布や先方環境での編集にも対応できるよう、PDFとPowerPointを用いて制作しました。

スライドはプロジェクト・イッカク公式Webサイトからご覧いただけます。

  • Webサイト/Webサービス
  • コンテンツ戦略支援
  • クリエイティブ開発

[ プロジェクトのポイント ]

  • スライドの顔となるオリジナルのメインビジュアルを作成
  • 抽象的な概念はインフォグラフィックやアイコンを用いてわかりやすく
  • データ形式や使用書体はフレキシブルな運用を見据えたものに
スライド(4枚中1枚目):スライドの表紙。メインビジュアルと、「PROJECT IKKAKU/海ごみ削減を実現する経済システム構築」の文字。
スライド(4枚中2枚目):プロジェクト・イッカクは海ごみ削減「施策」ではなく、「ビジネスシステムの実装」を目指しており、海ごみ問題を経済システムの問題としてホーリスティックに取り組むプロジェクトであることを説明している。
スライド(4枚中3枚目):CCSD(Coastal Cleanup Satellite and Drone)のテーマ「衛星・ドローンによるごみ漂着状況診断システムの構築」と、チームメンバーの説明。衛星やドローンを用いて、沿岸部のごみ漂着状況を観測する様子を、イラストで表現。
スライド(4枚中4枚目):Material circulatorのテーマ「海洋プラごみをリサイクル原料とした『人の心に残る』製品の開発」と、チームメンバーの説明。さまざまな人が海ごみ拾いに参加する様子を、イラストで表現。

プロジェクトの背景

プロジェクト・イッカクは、海ごみを削減するビジネスモデル創出にむけた根本的な「仕組み」を作り、それを社会に浸透させていくことを目指しています。そのためには「ゴミを拾う」「ゴミの分別に気をつける」という個人レベルの取り組みではなく、現代社会の消費システム自体を見直す広範なアプローチが必要です。そのような新しいアプローチを生み出すため、ベンチャー企業や学術機関など、異分野に所属するメンバーから成るチームで取り組んでいるのが特徴です。スライドでは、本プロジェクトの前提となるサーキュラーエコノミー(循環型経済)の必然性という抽象的な概念と、実際のチーム編成や取り組みといった具体的な内容の両方をわかりやすく伝える必要がありました。
また、プレゼンテーションの場でプロジェクト・イッカクのイントロダクションとして部分的に利用でき、かつ独立した配布用資料としても成立するものにしてほしいというリクエストをいただきました。

問題解決までのアプローチ

プロジェクト・イッカク初動時のワークショップから参画し、プロジェクトの内容を深く理解した上でスライド構成の検討を進めました。また海ごみ問題をはじめとするディープイシューや、それを解決するためのキーワードであるサーキュラーエコノミーをどのように捉えているのかを関係者間でディスカッションし、対外発信する際の意義や認識を揃えていきました。
打ち合わせ時間内でスライド構成やデザインの修正箇所を洗い出し、ご担当者さまがその場で意思決定を行いやすいようファシリテーションすることで、持ち帰っての確認・検討を最小限に抑えてスピーディーに進めることができました。

クリエイティブのポイント

「海ごみに関するプロジェクトであること」が表紙からわかるように、キャッチーなメインビジュアルを制作しました。見る人に「海ごみ=汚いもの」というネガティブな印象を抱かせないよう留意しながら、新しい経済システムを社会へ浸透させていくビジネスプロジェクトであることを意識したニュートラルなイラストで表現しました。

スライド:表紙

表紙のメインビジュアルは一見すると抽象的なデザインパターンのようだが、波の合間に浮かぶ海ごみを表現している。

プロジェクトへの信頼感や期待感を高められるよう、スライド全体のトーンを先進性を感じるようなスタイリッシュな印象に統一しました。

スライド:Team SBCのテーマ「自律分散ごみ処理システムの開発」と、チームメンバーの説明。自律分散型のゴミ処理装置を開発し、さまざまな処理によってバイオガスへの変換を目指していることをイラストで表現。

プロジェクト・イッカクにおけるサーキュラーエコノミーの必然性など、抽象的な概念をインフォグラフィックでわかりやすく表現しました。プロジェクトの最大の特徴でもある「異分野の掛け合わせ」は、より直感的に理解できるようにアイコンを用いています。

スライド:経済システムをリニアエコノミーからサーキュラーエコノミーに変化させる必要があることを説明している。リニアエコノミーは「生産・消費・廃棄」が連なって一方向に向かう矢印だが、サーキュラーエコノミーは矢印を円環にすることで循環が続く様子を表現。
スライド:海ごみ問題を経済システムとして捉えると、あらゆる産業がビジネスの種として関わってくることを説明している。「海ごみ」を中心に、プラスチックやリサイクルをはじめ、海底資源、リゾート開発、教育などたくさんのキーワードが枝分かれしながら互いに紐づいている様子を表現。
スライド:新しい経済システム実現のため、プロジェクト・イッカクでは異分野の掛け合わせによるアプローチを行っていることを説明。宇宙、ドローン、IoT、AI、再資源化プラント、バイオテクノロジー、観光ビジネス、プロダクトデザイン、新素材開発、環境調査の10分野のアイコンが互いに関係し合っている様子を表現。

デザインはIllustratorで制作し、Web掲載・出力配布用のPDF版と、プロジェクト・イッカクのメンバーが今後も編集・流用可能なPowerPoint版の2種類を納品しました。フレキシブルな運用を考慮し、書体はWindows・Mac両方で使用できるフリーフォントを採用しています。
また、学会などのプレゼンテーションでスクリーンに投影した際の見やすさも考慮しました。文字の大きさや色のコントラストなども検討し、さまざまな環境下で見やすいデザインにしています。

スライド:プロジェクト・イッカクの3つのビジョンを説明。3つのビジョンは濃いブルーの地に白抜き文字にすることで、デザインにメリハリを付けつつ読みやすさも担保している。
スライド:2019年から2022年に向けてのプロジェクトプランの説明。余白を広めに取って見やすく、またマイルストーンである2022年が一番目立つように高コントラストな大きい文字で強調している。

[ プロジェクト概要 ]

クライアント名 株式会社リバネス 様
URL https://lne.st/
公開日 2020年4月23日

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