
「認知」から「参画」へ
マルチチャネルで共感の輪を広げる
法務省主唱「第71回社会を明るくする運動」のコミュニケーションデザインをしました。リーフレット・ポスター・動画CM・ラジオCMと、複数の広報チャネルの制作物も担当しました。
- 映像
- 広報ツール
- メディア・コンテンツ開発
- クリエイティブ開発
[ プロジェクトのポイント ]
- メディアを横断したコミュニケーションデザイン
- ユーザーの心理・行動にあわせた情緒と情報の設計
- 撮影・イラスト・動画など、一連のディレクション
プロジェクトの背景
法務省主唱「社会を明るくする運動」は、犯罪や非行の防止と、犯罪や非行のない安全で安心な明るい地域社会を築くための全国的な運動です。2021年で71回目となり、長年続いている施策ではありますが、一般の人の認知はまだ低い状態です。「これまで運動の名称の『認知』を主軸に広報活動を行ってきたが、『参画』を目指した広報施策を進めていきたい」というご相談をいただきました。
問題解決までのアプローチ
参画を目指すには、「認知」→「興味」→「共感」→「参画」、という段階が必要であると考え、ユーザーの行動を整理しチャネルにおける役割を再定義しました。ユーザーにとって身近に感じられることを重視し、「更生を支える保護司」を主人公に、「人」の言葉で想いを伝えるメッセージ展開を提案。コミュニケーションデザインのプロフェッショナルとして、各チャネルでのベストな表現に落とし込みました。

クリエイティブのポイント
更生保護への理解を促進させ、参画へのヒントを掴むためのコンテンツ設計とデザインの見直しを行いました。ユーザーの興味・共感を呼ぶ情報設計として、まずは「#生きづらさを、生きていく。」というコピーに込めた想いを語り、情緒に訴えかけ、そこから具体的な施策などの情報を伝えるという流れをつくりました。また、社会問題に興味がある層に向けてデザイントーンの見直しを行い、未来への期待感を抱かせる写真やイラストでビジュアル表現を提案しました。



リーフレットのイラストの世界を膨らませ、「保護司」と「非行をした過去を抱える青年」のストーリーを動画CMとして展開。犯罪・非行の背景や、更生保護に関わる人の想い、法務省がどんな社会をつくっていきたいかを発信しました。イラストを
、アニメーションを 、アニメーション制作を 、音楽とナレーション制作を など、各分野におけるプロフェッショナルをアサインし、見る人の情緒に訴えかける世界観をつくりあげています。動画CMの一部は、ラジオCMとしても活用しています。

ストーリー設計時のラフ。オンラインツールを使い、打ち合わせの場で構成・イラストイメージをブラッシュアップ
広報活動の効果を発揮するためには、ユーザーとの接触機会が一定回数あることが必要といわれています。リーフレット・ポスターや動画CMなど、各種タッチポイントを統一した世界観でデザインすることで、「第71回社会を明るくする運動(#社明71)」を印象づけ、盛り上げることを狙いました。また、法務省SNSでは、広報担当者様によって制作の背景が発信されており、共感の輪を広げるコミュニケーションも生まれています。

[ プロジェクト概要 ]
クライアント名 | 法務省 保護局 様 |
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