エムティーアイ   株主報告書(IRツール)制作

写真:これまでコンセントで制作してきた「エムティーアイ通信」を複数冊並べた様子。

企業と顧客の関係が心地よく育まれる
コミュニケーションツール制作

女性の健康情報をサポートする『ルナルナ』や電子母子健康サービス『母子モ』など、ヘルスケア事業やフィンテック事業など多岐にわたる分野で、個人や法人・官公庁向けにサービス事業開発を行う株式会社エムティーアイ様(以下、エムティーアイ)。コンセントでは、エムティーアイが株主向けに発行する株主報告書『エムティーアイ通信』のデザイン制作を2012年から現在まで継続※して担当しています。

(※2013年を除く)

  • 広報ツール
  • メディア・コンテンツ開発
  • クリエイティブ開発

[ プロジェクトのポイント ]

  • 事業の成長と個人株主/投資家のライフスタイルの変化を意識したメディア設計
  • 投資の知識がない方でも理解しやすいイラスト開発とアウトプットの工夫
  • 上場企業の株価変動に対応できるスピード重視の制作体制
写真(9枚中1枚目):エムティーアイ通信中間報告書2021年9月期の表紙
写真(9枚中2枚目):エムティーアイ通信中間報告書2021年9月期の1-2ページ
写真(9枚中3枚目):エムティーアイ通信中間報告書2020年9月期の表紙
写真(9枚中4枚目):エムティーアイ通信報告書2020年9月期の表紙
写真(9枚中5枚目):エムティーアイ通信中間報告書2019年9月期の表紙
写真(9枚中6枚目):エムティーアイ通信報告書2018年9月期の表紙
写真(9枚中7枚目):エムティーアイ通信報告書2016年9月期の表紙
写真(9枚中8枚目):エムティーアイ通信中間報告書2017年9月期の表紙
写真(9枚中9枚目):エムティーアイ通信報告書2017年9月期の表紙

プロジェクトの背景

一般的なIRツールは文章と数字で構成されるものが多く、無機質な印象になりがちです。本プロジェクトでは、“エムティーアイらしさ”を親近感をもって伝え、企業理解や共感を得られる冊子をつくりたい、作り手であるコンセント自身が楽しんでつくってほしいとオーダーをいただきました。株主のボリュームゾーンであるシニア層や、数字に不慣れな方でもわかりやすい、驚きと温もりのあるクリエイティブを目指しました。

問題解決までのアプローチ

株主報告書は、業績によって情報の受け取り手の印象が左右されがちなので、誠実かつ正確に伝わるように設計するのはもちろん、半期に一度の直接お会いできない方々との貴重なコミュニケーション機会と捉え、設計する必要があります。本プロジェクトではそのような背景を念頭に置きながら丁寧にヒアリングし、遊び心のある企業のカラーを生かしたメディア設計を行っています。

クリエイティブのポイント

イラスト開発はキャラクターデザイナーの久保誠二郎氏(2014〜2016年前半)、イラストレーターの大久保ナオ登氏(2016年後半〜2018年)を起用し、企業への親しみを紙面から感じられるようにバリエーション豊かに表現。誰が見てもわかりやすいシンプルな見せ方を心がけ、企業風土や実績など株主にとって重要な情報をストーリー性をもって明快に展開しました。


写真:左からエムティーアイ通信報告書2015年9月期の表紙、エムティーアイ通信中間報告書2016年9月期の表紙、エムティーアイ通信中間報告書2015年9月期の表紙、エムティーアイ通信報告書2014年9月期の表紙

モバイルコンテンツ事業を扱う企業のイメージを伝えるキャラクター「エムトくん」


写真:エムティーアイ通信中間報告書2018年9月期の表紙

アプリケーションのアイコンが並ぶスマートフォンの画面を模したデザイン


株主報告書は信託銀行の規定の封筒に同梱して発送されるため、その規格に合うように検証しながら蛇腹の折りを工夫するなど、報告書そのものの加工にもこだわって制作しました。

通常、株主報告書は情報の正確性と納期優先で似たようなデザインになりがちですが、エムティーアイは個人株主/投資家の方々が手にしたときに温もりを感じられるよう、実際に紙面を広げたときの“楽しさ”にこだわって制作しています。


写真:エムティーアイ通信報告書2018年9月期の表紙と、エムティーアイ通信報告書2018年9月期の1-2ページ目

スマートフォンを模した表紙に穴を開け、次の見開きページのアプリアイコンがその穴から見える仕掛け。


写真:エムティーアイ通信中間報告書2021年9月期の裏表紙

裏表紙のロゴマーク部分に箔押し加工を施してあり、実際に手にとった人だけが気付く工夫となっている。


写真:エムティーアイ通信中間報告書2021年9月期の中面

リーフレットを閉じた状態では手のひらサイズだが、「観音開き」という折り方で横に長い紙面にすることで小さいサイズながらも届けたい情報を盛り込めるようにした。


コロナ禍で、対面で人と会うことがなかなか叶わない昨今。エンタメ系サービス事業部にも協力いただきながら、株主の方のちょっとした息抜きとしてクロスワードパズルを掲載したり、観音開きにすることで手紙を開いた時のような“やさしさ”を演出してみたりと、続く自粛生活の中で一服の清涼剤となるような安らぎと驚きのあるデザインを展開しています。

エムティーアイは、世の中の動きに合わせて常にビジネスを進化させています。そうした動きをわかりやすくお伝えするとともに株主の皆様に寄り添う媒体を目指して、クリエイティブやビジュアルも変化させています。

[ プロジェクト概要 ]

クライアント名 株式会社エムティーアイ 様

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