サービス独自の価値をスピーディーに導き
一貫性あるプロモーションで顧客獲得を目指す
株式会社NTTデータ様(以下、NTTデータ)の経理業務支援サービス「TetraBRiDGE®︎(テトラブリッジ)」。その拡販に当たってのコミュニケーション方針策定と、ウェブサイト、フライヤー、動画などのクリエイティブ開発をコンセントが支援しました。
- ウェブサイト・サービス
- 映像
- VI・CI
- 販促ツール
- ブランディング支援
- デジタルマーケティング支援
- メディア・コンテンツ開発
- クリエイティブ開発
[ プロジェクトのポイント ]
- ワークショップを実施し、スピーディーにサービスの提供価値を明らかに
- 導き出した提供価値を、顧客に魅力的に伝えるためのアウトプットへと変換
- 拡販施策に合わせ、複数メディアでのクリエイティブを展開
プロジェクトの背景
NTTデータは、請求書受領から決済までをシームレスにデジタル完結できるサービス「TetraBRiDGE®︎」の提供を2023年から開始しました。新しいサービスのため、市場における顧客ニーズも潜在的な段階。拡販施策を検討するに当たって、どのように顧客と接点をもち、どのような提供価値を訴求するのか、共通認識となるコミュニケーション方針を策定する必要がありました。
問題解決までのアプローチ
1. 現状把握リサーチ
本プロジェクトは顧客、社会、自社、競合の4つの視点から、TetraBRiDGE®︎を巡る状況を把握することからスタートしました。
NTTデータの営業担当者へのインタビューや営業ログの分析により顧客のニーズを把握。また、NTTデータが展開する既存サービスとのつながりなど自社の強みの整理や、経理業務における社会的課題や競合サービスとの差異などのリサーチも実施しました。これらの取り組みを経て、顧客になり得るセグメントとそれぞれへの価値訴求方針、市場に浸透している他サービスとの違いを明確にしていきました。
プロジェクトは主に4フェーズにわたり上図のように進行した。
経理業務支援サービスの導入に関わる顧客層を分類し、それぞれがTetraBRiDGE®︎のどのような点に価値を感じるかについて整理を行った。
2. 価値整理ワークショップ
顧客の導入検討時にTetraBRiDGE®︎が検討の俎上に載るためには、どのような価値を訴求していくべきかを定義するために、プロジェクト関係者一同でワークショップを実施。TetraBRiDGE®︎がもつ機能・特徴を洗い出し、それらを組み合わせた際にどのような価値が提供できるのか、機能的価値と情緒的価値に分けてアイデア出しを行いました。
ワークショップで出たアイデアを構造的に整理することによって、サービスがもつ機能を顧客から見た魅力としてどう表現すべきかが可視化されていきました。最終的に顧客にとって特に重要度の高い価値を「経理上のミスをなくすことができる正確性の高さ」であることに決定し、この強みを伝えるクリエイティブの検討へと進みました。
ワークショップで多角的に検討した価値のアイデアを構造的に整理・可視化することで、顧客が最も重視する価値領域を導き出した。また、これらの価値を「サービスステートメント」として言語化。顧客に魅力的に伝わる言葉へと変換することで、後続するクリエイティブ開発へとスムーズに接続することができた。
3. クリエイティブ検討
ワークショップを経て決定したTetraBRiDGE®︎の価値をもとに、顧客に伝わるキーメッセージ、コンテンツの検討を開始しました。検討に当たってはサービス紹介用のフライヤー制作から着手。掲載する情報量に制限のある媒体で訴求内容を構成することで、情報の優先度を整理しました。
フライヤー制作を通して、キーメッセージのみならず、顧客別のベネフィットやサービスの仕組み・具体的機能までをもスピーディーに言語化・可視化することができた。
併せてブランドパーソナリティについても定義し、さまざまな媒体で世界観を統一できるメインビジュアルとトーン&マナーを作成。ウェブサイトやプロモーション用動画、展示会のブースデザインなどのクリエイティブ開発に反映していきました。
「データがつながることで手打ち作業が必要なくなる」という機能的価値と、「手打ち作業がなくなることでゆとりが生まれる」という情緒的価値を組み合わせ、曲線的なオブジェクトがスムーズに流れるようなメインビジュアルを開発。ブランドイメージに見合うキーカラーやアイコン表現も定義した。
クリエイティブのポイント
ウェブサイト
問い合わせや資料ダウンロードを介したリード獲得を主目的として制作。そこに至るまでのサイト内でのKPIも策定し、リリース後もコンバージョン改善のためのさまざまな施策を実施しています。
プロモーション用動画
TetraBRiDGE®︎の認知拡大を主目的として制作。支払いの自動化というニーズを顕在化させるべく、「ミスの発生」を「間違い探し」に例えて、幅広い層への訴求を目指しました。
展示会ブース
展⽰会でのユーザー体験を設計するための企画シートを作成。展示の⽬的や提供価値、必要なコミュニケーションの検討から、ブースレイアウトのための情報整理、パネル制作までの支援を行いました。
[ プロジェクト概要 ]
クライアント名 | 株式会社NTTデータ 様 |
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