就職活動生向けイベント「CONCENT Night Session 2019」レポート

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  • 芹田 奈々江HR部

こんにちは、コンセントの人事担当の芹田です。
2018年3月15日(木)と4月10日(火)の2日間、就職活動生向けのイベント「CONCENT Night Session 2019」を開催しました。いわゆる「会社説明会」と言うと堅いですが、就活生のみなさんとの相互交流をすることを目的としたカジュアルなイベントです。今回は、そのイベントの様子をレポートします。

まず、コンセント取締役でHR部 部長の大岡より会社説明を行い、会社概要やグループ会社の紹介に続けて、コンセントの歴史が紹介されました。コンセントの歴史は意外と古く、創業したのは1971年。百科事典のデザインから始まり、出版物や広報誌のデザイン、Webの情報設計やサービスデザイン、ビジネスや組織のデザインなど、時代の流れに合わせてデザインの領域を広げています。また、「もの」「こと」「ひと」という切り口で、コンセントがデザインする対象やプロジェクトに関わる多様な職種を紹介しました。

社会に果たすデザインの役割

次に、代表取締役社長の長谷川から「社会に果たすデザインの役割」というテーマのトークセッションを行いました。コンセント自体の説明ではなく、デザインとはなにかを幅広く紹介する内容でした。
はじめに、MIT Media Labでも活躍したデザイン思想家であるジョン・マエダ氏がSXSW(South by Southwest)で2015年から毎年発表している「Design in Tech Report」を取り上げ、デザインとテクノロジーに関する最新のトレンドを紹介しました。

レポートの中では、従来のデザインや「デザイン思考」に替わる新たな概念として「Computational Design」が提唱されており、テクノロジーの力で膨大な数のユーザーにリアルタイムに提供されるようなデザインの考え方を示しています。また、インドや中国、南米など、シリコンバレーに変わる独自の文化や特性をもった経済圏の振興により、新しいサービスやユーザー体験がどんどん生まれている中で、デザインに求められる役割は多様化していることを述べました。
このような最新のトレンドを紹介した上で、長谷川は、デザインが扱う問題の特徴として「厄介な問題(Wicked Problem)」と呼ばれる性質を紹介しました。「厄介な問題」とは、解き方が不明、正解はない、客観的な解決判定が不可能、という(文字通り厄介な)特性をもっており、こうした問題にこそ、デザイナーの考え方が有効だと言います。この他にも「デザイン」と「アート」「サイエンス」「エンジニアリング」の位置付けや、「HCD(人間中心設計)」と「デザイン思考」の考え方などを紹介しながら、デザインする対象の変化が「もの」のデザインからものを使う「人」の視点にシフトしていると述べました。「デザイン」は、デザイナーだけがやるものではなく、社会の中で多くの人がやらないといけないスキルになっており、デザイナーには、ユーザーと一緒に考え、社会に対する責任を果たすという態度が求められると言います。だからこそやりがいのある仕事であり、長谷川はセッションの最後に「Be a Designer. It’s may be fun! (デザイナーになろう、きっと楽しい)」と締めました。

こんな感じで、冒頭からデザインに関するかなり幅広く膨大な情報量のセッションで、正直、学生さんは頭がいっぱいいっぱいだったと思いますが、皆さん最後まで真面目に聞いていました。参加者には、デザイン専攻ではない学生さんも多かったため、「デザインとはなにか」ということをあらためて聞き、デザインの分野に潜む可能性や魅力を感じてもらえたようです。

先輩トーク「コンセントってどんな会社?」

第2部は、先輩社員たちのトークです。ちょっとリラックスした雰囲気で、実際に働く社員たちが具体的な仕事の内容や文化について紹介しました。1人10分のセッションで、登壇したのは入社2年目の新人から10年目の中堅社員まで。職種もデザイナー、ディレクター、サービスデイナーなどバラエティに富むラインナップにし、デザインに関連するさまざまな仕事内容や、短期・中長期視点でのキャリアモデルをイメージしてもらいやすいようにしました。発表した社員それぞれがいろいろなテーマでお話をしましたが、その中でも2つほどピックアップしてご紹介します。

1人目は、入社3年目のデザイナー佐々木愛実の発表。「デザインの倍率と解像度」というテーマでお話ししました。書籍デザインの事例に基づき、デザイナーが考えていることやプロセスを、虫眼鏡の倍率になぞらえて詳しく紹介しました。読者像の想定からコンテンツの構成、撮影ディレクション、誌面デザインに至るまで、徐々に解像度を上げながらデザイナーが細部まで神経を使ってひとつのものをつくっていく過程を詳しく紹介し、デザイナーの頭の中を覗き込むようなトークでした。特に、フォントの角を丸くしたり、ノンブル(ページ番号)をかなり小さくする、というような一見だれも気づかないようなところまでこだわっている様子は、学生さんにとっては驚きだったようです。そこまでディティールに気を使う一方で、一気に俯瞰して、体験型の出版記念イベントの企画までやっており、デザインの幅広さがよくわかるトークでした(ちなみに、イベントの様子はこちらの記事で紹介しています)。最後に、コンセントは「どう伝えるか」をクライアントと考えるデザイン会社であり、プロジェクトをこなすことで、いろんな解像度にピントを合わせられるデザイナーになる、と締めくくりました。

2人目は、中途採用で入社4年目のディレクター江辺和彰の発表です。仕事の内容もありましたが、コンセントの雰囲気や人柄についての紹介が割と多めでした。最初に、「コンセントってどんな会社?」について、自分なりに考えたいろいろなキーワードを紹介しました。なかでも、「そもそもそも…」というのは、学生さんにとっても印象的だったようですが、確かに、言われてみると社内でよく聞くキーワードです。

この他にも、江辺を含む有志メンバーが製造からパッケージのデザインまで手がけた「Slow Slow Beer」というオリジナルビールの話や「CDA(CONCENT Design Award)」という行動指針を浸透させるための社員同士の表彰イベントなどの様子も紹介されました。ちなみに、「Slow Slow Beer」はグループの忘年会で社員に振る舞われました。

このように、いろいろな社員が自分なりの視点でコンセントを紹介した後、最後に、軽食をつまみながら交流会をし、トークでは伝えきれなかった話や学生さんからの質問に答えました。学生さんたちも熱心に質問し、先輩社員たちと熱いトークを繰り広げていました。

さて、こんな感じで、3時間半(予定が押し気味で実際は4時間近く)のイベントは盛況のうちに終わりました。かなりの長丁場ではありましたが、デザインに関する話をこんなに聞くことは普段なかなかないと思うので、学生さんたちは、コンセントのデザインに対する姿勢、リアルな働き方について、「頭」と「肌」で感じとることができたのではないかと思います。就職活動もこれから佳境になってくると思いますが、これをきっかけに、デザインに、そしてコンセントに少しでも興味をもってもらえればいいなと思います。

2019年度新卒採用はこちらから
https://www.concentinc.jp/recruit/newgraduates/

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コンセントは、企業と伴走し活動を支えるデザイン会社です。
事業開発やコーポレートコミュニケーション支援、クリエイティブ開発を、戦略から実行まで一貫してお手伝いします。

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