
理念を貫く企業の視座を明示し、
ロイヤルティを高める
株式会社ゼンショーホールディングス様(以下、ゼンショー)の広報誌『ZENSHO Vision』の企画、編集、取材、撮影、ライティング、アートディレクション、デザイン、イラスト制作を担当しています。
- 広報ツール
- メディア・コンテンツ開発
- クリエイティブ開発
[ プロジェクトのポイント ]
- クライアントや社外ブレーンと協力し、時流を先読みしたコンテンツを企画立案
- 目に留まり、思わず手を伸ばしたくなるグラフィック誌のようなデザイン
- ゼンショーサポーターのロイヤルティ維持・向上に貢献
プロジェクトの背景
「すき家」をはじめ「はま寿司」や「なか卯」、「ココス」など、さまざまな外食事業を手がけ、日本の外食企業売上高No.1を誇るゼンショー。海外にも出店し、外食事業だけでなく小売や介護事業も展開しています。『ZENSHO Vision』は、そのゼンショーの株主の中でも「ゼンショーサポーターズクラブ」に入会されている方に送付される冊子。会員の皆様に、「世界から飢餓と貧困を撲滅する」という企業理念のもとフード業世界一を目指して邁進するゼンショーが、今何を考え、見据えているのかをいかに伝え、ゼンショーの志に共感していただけるかが課題でした。
問題解決までのアプローチ
コンセントは2010年から制作に携わっています。その間、クライアント側で内製されていた時期もあるなど、その時々の時勢や状況に合わせて体制・方法の最適化を図ってきました。2017年、コンペティション形式での提案を経て継続して制作を担当することになり、大幅なリニューアルを行いました。この時、あらためてゼンショーの視座への理解を深めるために、会長である小川賢太郎氏を交えての編集会議を実施。会長ご自身の『ZENSHO Vision』への想いを直接うかがいつつ制作サイドの意見もお伝えし、新しい冊子の方向性を構築していきました。
毎号のメインコンテンツ(特集)は、ゼンショー各社のコンサルティングを担うゼンショー総研の担当者様と共に立案。第一線で活躍されている研究者や今までになかったまったく新しい道を拓いた方々と小川会長との対談企画など、読者に驚きと発見を届けるだけでなく、社会が抱えるさまざまな問題について考える契機となる発信を行っています。
毎号掲載する連載企画「ZENSHO FAIR TRADE」は、ゼンショーの企業理念「世界から飢餓と貧困を撲滅する」をストレートに体現する取り組みを紹介するものです。フェアトレード部の方々は現地に赴き、生産者らと協働して直接取引を行っています。紹介する地域の担当者様のレポート記事と、ぬくもりと力強さの表現に長けた作家・藤島由美氏のイラストで構成した誌面で、Face to Faceの温度感とともに、現地の方々が抱える問題やゼンショーとの取り組みを伝えています。

ゼンショーの企業理念「世界から飢餓と貧困を撲滅する」をストレートに体現する、フェアトレードの取り組みを毎号紹介。イラストにすることで、難しくなりがちな内容も親しみをもって感じていただけるような企画にしています。
クリエイティブのポイント
年3回、IR情報と共に送付される冊子のため、「いかに手に取って読んでいただくか」が重要になります。ぱっと見で惹きつけられるインパクトのある表紙にする、興味をもって読んでいただけるように写真やあしらいを工夫するなど、グラフィック誌のようなデザインを心がけています。毎回新鮮さを感じていただくことも必要になります。企画やビジュアル表現がガラリと変わっているかも大切にしているポイントです。
また、読者の年齢層を考慮して、文字設計は大きめにして読みやすさに配慮。ストレスなく、見てわかる、すっと読み進めていける冊子になっています。

毎号大きく印象を変える特集。この号では、対談中に出てきたキーワードをもとにビジュアルを構成。切り抜きなどを交えつつ大胆に写真を配置することでメリハリのある誌面展開に。

[ プロジェクト概要 ]
クライアント名 | 株式会社ゼンショーホールディングス 様 |
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