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開催日:2021.3.24(水)終了しました

『The Future of Service Design』日本語版公開記念オンラインイベント「これからの未来、サービスデザイナーが果たす役割はどう変わるか?」を開催

『The Future of Service Design』日本語版公開記念イベントのメインビジュアル

翻訳メンバーとSDN日本支部ボードメンバーで
サービスデザインの未来を語る

ケルン国際デザイン大学教授のBirgit Mager氏が2020年10月に発行した『The Future of Service Design』。このレポートの日本語版公開を記念したオンラインイベントを、2021年3月24日(水)に開催します。


『The Future of Service Design』日本語版公開記念イベントのメインビジュアル

サービスデザインが世に出て25年。COVID-19の影響を始めとして“視点の転換”を要するさまざまな新しい課題が生じている現在、いまだ発展段階であり、同時にある面では普及・成熟しつつもあるサービスデザインは、これからどうあるべきなのか?

『The Future of Service Design』は、その問いを探るための思考とインスピレーションの糧となる考察や専門家の発話の数々が、「企業組織」「行政」「教育」「テクノロジー」「倫理」「持続可能性」「組織文化」「未来予測」の8つのテーマごとに凝縮されたレポートです。この8つのテーマは、Birgit氏がケルン国際デザイン大学の学生とともに2020年から始めた専門家・デザインコミュニティを対象にした調査と、ケルンで開催されたサービスデザインサミットの分科会での議論を経て「未来のアーティファクト」としてまとめられたもので、専門家へのさらなるインタビューを通して凝縮・発展し、その成果物として本レポートが発行されました。

日本においても、サービスデザインの国際組織であるService Design Network(以下、SDN)の日本支部が立ち上がり、第1回となるService Design Japan Conferenceが開催されておよそ10年。サービスデザインが認知され、サービスデザイナーという職種が確立し、実践する企業や行政機関も増え続けています。同時に、10年の間で取り巻く環境も変化し、実践する中で直面する課題も多く出てきています。


『The Future of Service Design』日本語版の表紙

サービスデザインがより一層、社会や人に寄与していくためには、私たちが直面している変化や課題をふまえて、「未来」について考えていくことが重要です。今回コンセントで、Birgit氏の協力を得て『The Future of Service Design』を翻訳し日本語版を制作した背景には、こうした思いがあります。


近日中に公開予定のこの日本語版リリースを記念して開催するオンラインイベント「これからの未来、サービスデザイナーが果たす役割はどう変わるか?」では、翻訳を務めたコンセントのシニアサービスデザイナーでSDN日本支部共同代表/SDNアジア地域支部統括メンバーの赤羽太郎、サービスデザイナーの長尾真実子と猪瀬景子が、本レポートをご紹介します。さらにSDN日本支部の共同代表である、慶應義塾大学教授の武山政直氏、株式会社レアゾンホールディングス執行役員の岩佐浩徳氏、コンセント代表取締役の長谷川敦士の3名を交え、サービスデザインの未来の鍵となる8つのテーマについてのディスカッションを予定しています。


【こんな方におすすめ】

  • サービスデザインの未来について考えたい方
  • 「企業組織」「行政」「教育」「テクノロジー」「倫理」「持続可能性」「組織文化」「未来予測」の8つのテーマとサービスデザインの関係にご興味のある方

[ 開催概要 ]

イベント名称 『The Future of Service Design』日本語版公開記念オンラインイベント「これからの未来、サービスデザイナーが果たす役割はどう変わるか?」
日時 2021年3月24日(水)18:30〜20:30(18:15〜 Zoom 入室開始)
会場 オンライン
視聴方法 Zoomでのオンライン配信(スマホ、PCどちらでも可、各自で事前のインストール必須)

※Zoom配信URLにつきましては、お申し込みいただいた方へのみ招待URLをお送りいたします。また開催当日までにPeatixの「イベント視聴ページ」にも配信URLを記載予定です。
※Wi-Fi環境など高速通信が可能な電波のよい所でご視聴ください。
※Zoomのインストール、使用にあたりご不明な場合はこちら(ZOOMアカデミージャパンサイト「 Zoomって何? 参加するには、どうすればいいの?」)をご参照ください。

定員 100名
参加費 無料
共催 株式会社コンセント、SDN日本支部
詳細・お申し込み イベントページ(Peatix)にてご確認をお願いいたします。

[ プログラム(予定。敬称略) ]

18:15
Zoom入室開始
18:30〜18:40(10min)
ごあいさつ/『The Future of Service Design』のそもそもの発刊の位置付け(ヨーロッパ) 赤羽 太郎
18:40〜19:30(50min)
『The Future of Service Design』の8つのテーマとsmall topics の紹介 赤羽 太郎、長尾 真実子、猪瀬 景子
19:30〜19:35(5min)
休憩
19:35〜20:20(45min)
8つのテーマについてのディスカッション 赤羽 太郎、長尾 真実子、猪瀬 景子、武山 政直、長谷川 敦士、岩佐 浩徳
20:20〜20:30(10min)
今後の活動について(連続シリーズでの議論)&クロージング 赤羽 太郎 ※プログラムは変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。

スピーカープロフィール(敬称略)

赤羽 太郎(AKABANE Taro)

SDN日本支部共同代表/SDNアジア地域支部統括メンバー/株式会社コンセントDesign Leadership部門所属 シニアサービスデザイナー

赤羽太郎のプロフィール写真

国際基督教大学教養学部人文科学科卒。
デザインアプローチでの新規サービス事業開発や顧客体験の改善、またそれを生み出す組織やプロセスをつくるデザインコンサルティングに従事。サービスデザインの国際団体Service Design Networkの日本支部共同代表、およびアジア地域の支部統括メンバーを務める。共訳書に『サービスデザイン – ユーザーエクスペリエンスから事業戦略をデザインする』『デザイニング・フォー・サービス』『SF映画で学ぶインターフェースデザイン』、編集協力に『This is Service Design Doing サービスデザインの実践』『Design a Better Business』『Good Service』などがある。
専修大学 非常勤講師。HCD-Net認定人間中心設計専門家。

長尾 真実子(NAGAO Mamiko)

SDN日本支部事務局メンバー/株式会社コンセント Strategic Design group サービスデザイナー

長尾真実子のプロフィール写真

京都工芸繊維大学大学院 デザイン経営工学専攻 博士前期課程(工学)修了。 多様な文化や領域とのコラボレーションプロジェクトの経験をもつ。グローバルデザイン戦略ファームを経て、2018 年コンセントへ入社。コンセントではデザインアプローチによる新規サービス事業の開発やサービスを通して得られる体験の設計に従事。
Institute for the Future -trained foresight practitioner

猪瀬 景子(INOSE Keiko)

株式会社コンセント Strategic Design group サービスデザイナー

猪瀬 景子のプロフィール写真

横浜国立大学経済学部卒業。広告代理店にてCMプランナーとして就業。教育系アプリや専門チャンネルサービスのプロモーションに携わった後、コンセントに入社。クライアントの新規事業開発に関わる調査・分析業務を中心に、コンセプト開発、サービス戦略策定など多様なプロジェクトに従事。

武山 政直(TAKEYAMA Masanao)

SDN日本支部共同代表/慶應義塾大学教授

武山政直氏のプロフィール写真。

慶應義塾大学経済学部教授。都市生活者のマーケティング、サービスデザインの研究教育に従事。特に近年はサービスデザインや行動デザインの手法開発をテーマとする産学共同研究やコンサルティング活動も行っている。Service Design Network(SDN)日本支部共同代表。内閣府経済財政諮問会議政策コメンテーター委員(2014〜2016年)。著書に『サービスデザインの教科書』(NTT出版 2017年)がある。

長谷川 敦士(HASEGAWA Atsushi)

SDN日本支部共同代表/株式会社コンセント代表取締役社長/武蔵野美術大学教授/人間中心設計推進機構(HCD-Net)副理事長

長谷川 敦士のプロフィール写真

東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了(学術博士)。「わかりやすさのデザイン」であるインフォメーションアーキテクチャ分野の第一人者。2002年に株式会社コンセントを設立。企業ウェブサイトの設計やサービス開発などを通じて、デザインの社会活用、デザイン自体の可能性の探索を行っている。2019年、武蔵野美術大学造形構想学部/大学院造形構想研究科教授に就任。サービスデザインやインフォメーションアーキテクチャの専門家として、経済産業省「高度デザイン人材育成研究会」(座長)をはじめとした各種委員や革新的イノベーション創出プログラム(COI STREAM)ビジョナリーメンバーなどを務める。
『This is Service Design Doing サービスデザインの実践』をはじめ、著書や監訳書多数。

岩佐 浩徳(IWASA Hironori)

SDN日本支部共同代表/株式会社レアゾンホールディングス執行役員/武蔵野美術大学客員教授

岩佐浩徳氏のプロフィール写真。

多摩美術大学卒業プロダクトデザイン学科 情報デザインコース卒業。株式会社リクルートで全社横断での社内育成OFFJT、OJT、UX改善スキームの全社展開などを25年推進。現在はレアゾンホールディングス執行役員として全社のデザイン・UIUXデザインの組織を担当。武蔵野美術大学客員教授。Service Design Network(SDN)日本支部発起人。

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